テイト×子フラウ

朝、いつも通りフラウを叩き起こしに、部屋に来た。
そこで見たのは、いつものオレが知っているフラウの姿ではなくて。
代わりに、オレより2、3年下であろう……
一人の少年だった。
容姿は、逆立った金髪に碧い瞳……
右耳にだけ、ピアスをしている。
目付きはとても悪い。

「おい、アンタ誰だよ?」

ぼんやりと立っていれば、その少年は、オレを見上げてこの一言。
声さえ違うけど、この喋り口調……
間違いない。

「フラウ……?」
「!?なんで、オレの名前……」

やっぱり……
原因は不明だが、どこぞの不良司教だった。

「オレは…テイト」
「テイト……?それで、なんで、お前がオレの名前を知ってんだよ?」
「なんでって……フラウ、お前…
小さくなったみたい…だぞ?」
「小さいって言うんじゃねぇ!!」

右ストレートが飛んでくる。
オレは糸も簡単に受け止めた。
……なんだろう…楽しい…。
いつもは、人を見下ろして、クソガキ扱いしてるフラウが、今ではオレより小さくて。
なんだか、可愛いなんて思えてくる。

「畜生…舐めやがって……」
「フラウ……」
「あぁ!?」
「抱き締めていいか……?」
「はぁぁ!?ちょ、ま…」

フラウの制止を聞かず、オレは自分より小さいフラウを抱き締めた。
腕の中で、「ぎゃああああ」なんて、フラウらしくない声が聞こえる。
どうしよう……可愛い………/////

「ちょ、なに…お前、ゲイなの…!?」

ごめん、その言葉、デカイお前に聞いてくれ。
元々はお前が原因なんだからな…

まぁ、いい…
とりあえず、原因不明にしろ、フラウが小さくなった事を本人に伝えよう。

「……なる、ほどな…」

事態をすんなり受け入れたようで、フラウは大人しくベッドに腰掛けた。
一応、オレ達の関係…も、伝えた。

「つーと、なんだ?未来のオレはホモに走ったってわけか?」
「まぁ…そうだな…」
「なんか…可哀想な奴……」

それ、お前なんだけどな……。
苦笑して、フラウを見下ろす。
何度見ても、小さくなって、可愛いと思わされてしまう。
そうか、これをいつもフラウは感じていたのかもされない。
そう思うと、どうしようもない愛しさと嬉しさが込み上げてきた。

「テイト…?」
「っ…?何?」
「急に静かになったから…どうかしたのか?」

何でもないよ、そう言って頭を撫でれば、嬉しそうに身を預けてくる。
きっと、これも神が寄越した何かの試練だと思った。
もしかしたら、フラウもこうして、撫でてほしかったり……。
そう考えると、自然と笑みが零れてくる。

「フラウが戻るまで、ちゃんとオレが傍に居るから…」
「テイト……////」

嬉しいのか、頬を染めて見上げてくる。
それが可愛くて、もう一度抱き締めた。

キミが戻るまで。

(暫くは、)
(キミが子供扱い)


後書き↓
久し振りです、設楽です(^^ゞ

無事、面接合格しました♪

そして、久々の小説をうp……

テイト×子フラウを意識しましたwww

最近、フラウ受けに目覚めまして……

試しに、書いてみたわけです。

マイナーですけど、ね…

もし、これを期に嵌まって下さった方が一人でもいらしたら幸いです。

多分、気力次第で続きます。

それでは、また(^o^)/~~