04

前回までのあらすじ

とりあえずミカゲのベッドを借りて寝る事に。

「……寝れない…」

やっぱり女の子のベッドだな…
ポツリと呟く。流石に枕は持参していたから良かった。でも…掛け布団から仄に女の子特有なのか…甘い香が鼻孔をくすぐる。イケナイ事だと分かっていながらつい、匂いを嗅いでしまいそうになる。
…どうしよう、俺、変だ…。
寝返りを打ち、気を紛らわそうとギュッと目を閉じた。自分の匂い…と枕を抱きしめる。

気付けば意識は深い闇の中で………

翌日、寝苦しさに身をよじった。

「んー…」

むにゅ。柔らかく、温かい温もりを手で感じる。

「っ!!///」

小さく喉を鳴らすような声が聞こえた。俺は未だマシュマロのように弾力のある何かをぎゅぅっと握る。

「っあっ!!//やめっ……//」
「んん……」

薄く目を開ける。息を荒げた声が段々と鮮明に聞こえてくる。そこで漸く意識が戻った。
隣には緑色の髪の女の子。頬には十字傷。このベッドの主だ。

「っ///ミカゲ!!!?///」
「ひゃっ!!//」

ふにふに。そこで俺は掴んでいたものを驚いて凝視した。柔らかく丸みを帯びたフォルムはまるで大きなマシュマロのように柔らかい。仄に伝わる温度からはそれは体の一部である事が安易に分かる。
つまり、それは………

「………テイト…ミカゲのどこ触って…!!!!//////」

騒ぎに飛び起きたのか、パジャマ姿も可憐な金髪美女が立ちすくんでいた。その顔は林檎のように赤く熟していて。

「っ〜〜〜〜////」
「ん、んぅ……///」

もぞもぞとミカゲが体を起こす。うっすらとした意識で俺達を視界に捉えるとハッとしたように見開いた。

「ミカゲ、どういう事…?な、なんでそこで…////」
「あちゃー…俺、犯されてた?」
「俺は何も!!!///」

してない、とは言いきれない。俺が掴んでいたのは紛れもない、ミカゲの胸だったのだから…

その後はミカゲの事情を聞いた。思った以上にハクレンの寝相が悪く、渋々自分のベッドに潜り込んだらしい。俺も疲れて熟睡していたから、何もないと核心しての事だったらしい。

「……ごめん、ミカゲ…」
「お、俺は…気にしてねーから…//」

そう言ってはにかむ。その背後ではまがまがしい気を発するハクレンが居た。

それから、俺達は学食のある、食堂に寄り、そのまま学校へ。

NEXT...

後書き↓
ちょっとOUTっぽいぞ、これ……
書いてて恥ずかしくなる…//
BLでR18書いててもそれほど恥ずかしくないのに…
NLとなると、流石に…(^//^)
そして、いよいよ次から学園LOVEですぞ////
クロたんとかフラウ先生とか!!////
か、考えるだけで鼻血出そうですよw
それでは、また!