SIDE TEITO

今日は朝から忙しかった。たまの休日っていうのに、フラウに図書室まで大量の書物を返させられるし…
ハクレンの顔だって、朝食以降見てない。ったく…邪魔しやがって…。仕方ないから、昼食でも誘いたいんだが…
「部屋にも居ない…」
無論、ラゼットの居る噴水にも行ったが、彼女は首を横に振っていた。
「モタモタしてたら昼飯どころじゃなくなる…!!!;」
オレは長い廊下を走り出した。その直後だ。通り掛かった食堂から、シスターの会話が耳に入ったのは。
「…本当にハクレン君て器用ですよね」
「えぇ。特に今回のお弁当も……」
「桜でんぶで出来たミカゲ君も、可愛かったですよ」
…ハクレンの話?
オレは立ち止まると、食堂の扉を開けた。オレに気付くと一気にシスター達の視線がオレに集まった。
「テイト君?どうしましたか?」
「あ、あの…ハクレン、見ませんでしたか…?」
シスターに聞けば、ハクレンはここで弁当を作り、庭園に行くと言っていたらしい。
オレは頭を下げて礼を言うと庭園へと駆け出した。

  1. +

今回はテイトSIDEで書きました。
これ…誰落ちだろう…?←
全然進まない……

明日は横浜行ってるので、少し更新遅くなります!
ではでは…