〜好春SIDE〜

今日は設楽の誕生日。
去年まで上手く祝えなかったけど…
今年こそは、大好きな設楽におめでとうって言いたい。

「おはよー設楽!」
「あぁ、おはよ、柏木」

相変わらず無愛想な態度。
それでも恋人として、僕はそんなとこも大好きだった。

「ね、設楽?今日…暇?」
「ん…あー…今日は水季様に逢いに行くんだ…」
「えーっ!?……そ、その後は?」
「少し郷に戻って帰るつもりだが…?」
「……うん、その後でいいや…」
「?何がだ?」
「ううん、こっちの話!!ちぃ姉も逢いたがってたし…その後、ホームに来てくれないかなぁ…?」

コテン、と首を傾げる。
僕だって、いつも設楽を見てきたんだ!
これ位で落ちるのだって知ってる。

「……っ//分かったよ…//」
「やったーっvV設楽大好きっvV」
「〜〜っ//僕も、嫌いじゃ、なぃ…///」

デレた!?//
僕がプレゼント貰ってる気分だよ///