キミは誰を…(好春SIDE)

ねぇ、設楽?
僕はこんなにもキミを思っているのに、キミは一体誰を見ているの?

「柏木!!」
「なぁに、設楽?」
「今日も水季様にお逢いしに行くんだが…」

今日は“水季様”。昨日は“涼先生”。
ねぇ、ねぇ設楽。
キミは誰が好きなの?
僕を見てよ…僕だけを…

「……柏木?」
「設楽は僕のこと、好き?」
「っ////な、に…///」
「答えて」

ポケットの中から、兄上の血液を元にして作られた注射器を取り出す。
赤黒い液体は夕日にきらめいた。

「柏木…?」
「…んで」
「っ!?」

ぶすり。
設楽の腕に打ち付ける。
設楽の赤い血液が、じわり、じわりと腕を伝う。

嗚呼、なんて綺麗なんだろう…

もっと…もっと見せてよ…

「設楽、設楽…」
「ゃめろ…来るな…!!」
「どうして?こんなにも僕は設楽を愛してるのに…」

“愛”が足りないのかな?

「だったら、もっと…もっと打ってあげる…」

そうしたら、設楽の綺麗な体液も見られるし、一石二鳥だよね。

「ふふ…それとも、木刀で殴った方がいい?」
「っ、やめろ…」
「ねぇ、設楽…設楽は僕が、嫌い?」
「…っき…好き、だから…!!」

“もう止めてくれ…!!”

そう言うキミの声は、血飛沫にかき消された。

「だぁーいすきだよ、優?」

END...

____

うわ…うーわ…

書いてて思った…本当にスランプ治らない…

えーっと、ですね…

ヤンデレ好春が書きたかったんです、はい。

それと、好春の気持ちを知ってか知らずか…

無意識に他の人の話をする優…。

本当はもうちょっとグロくする予定だった;

スマナイ…;;←

舞台裏↓

好春「設楽、大丈夫?」
優「っぅ〜…お前、本気で殴っただろ!!!」
好春「ご、ごめんね…設楽…ほ、本気で嫌いになった…?」
優「っ///…ばか…す、きだ!!////」
好春「!!///優っ///大好きぃいい////」
優「ちょっ//抱きつくな…ってう″わぁ!?////の、乗るなっ///」
好春「優が可愛いから、もう///僕、我慢出来ないよっ!!」
優「ちょ、まっ…アッーーーー!」

結局バカップルな好×優^o^

ちくせう//可愛いぜ////