12

前回までのあらすじ
オウカに誘われ、ハクレンとデートすることに…

「どうしてこうなった?」

約束の週末、俺はオウカの部屋に来ていた。
待ち合わせ場所までは別行動ということになったのだ。
それは構わない。が……

「うん、テイト、凄く可愛いぞ!!」
「何で女装!!?」

そう、俺は何故か女物の服を着せられ、オウカの手により、化粧も施されている。

「いきなり、男とデートは逆効果だろ?女の子の気分になって、女の子同士の買い物だと思ってデートするんだよ」
「なんだよ、それ……」

確かに、ハクレンの為を思うなら、この格好が的中かもしれない。
普通に接してくれそうだ。

「とりあえず…行ってこーい!!」

ドン、と背中を押される。俺は渋々と待ち合わせ場所の駅まで走った。

NEXT...
後書き↓↓
すみません、続きは明日書きます;;;