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前回までのあらすじ
ハクレンと泳ぎの練習にDOKI×02で壊れ…なかった
俺が見てしまったもの、それは……
「う、うわぁっ!?////」
それは情けない、悲鳴に似た声。
視線は担任の豊かな体の一部。
その体は水着一枚で…と言うより、それさえも無意味に近く、ほぼ全裸と言っても過言じゃない。
俺は真っ赤になって、込み上げてくる何かを抑えようと、鼻の頭を押さえた。
手元を伝って、赤い雫が垂れていく。
「テイト、鼻血出てる」
「っっ!!///」
オウカの言葉に分かってるよ!!なんて返せず。
情けない話だ。
俺は女性に免疫がなく、こんなにあっと言う間に鼻血を垂らしてしまう始末で。
我ながら変態だと思う。
「すみません、保健室行ってきます」
バスタオルを引っ張り出し、体に巻き付けてその場を後にする。
鼻を押さえている為、自然と声は鼻声になってしまった。
そんな事はどうでもいい。とりあえず、保健室でティッシュでも鼻に詰めて止血したかった。
「失礼します」
「あら?テイト君じゃないですか…どうしたんですか?」
「カストル先生、すみません…鼻血が…;ティッシュくれませんか…?」
「えぇ、とりあえず中に入って下さい。そこにあるのをどうぞご自由に…今、体を冷やさないように、温かいお茶を淹れてきますので」
ニッコリと微笑まれ、俺は素直に従う。
ティッシュを鼻に詰めると、赤く染まった手を洗った。
暫くすると、先生がお茶を持って戻ってくる。
受け取り、呑んだ。温かい温度が体に染み渡っていくようだった。
「ん…美味しい、です…」
「有難う御座います。その様子では、水泳だったんですよね?」
「えぇ…それで、その…ふ、フラウ先生があまりにも…」
途中から思い出してしまい、言葉を濁してしまう。
「あぁ…またですか…何度言っても治らないんですよね…あくまで授業なんですから、もう少ししっかりとした服装にしろと言ってるんですが…」
ふぅ、と溜め息をつく。
そう言えば、フラウ先生とカストル先生、そしてラブラドール先生は腐れ縁だったと聞いた事があった。
よっぽど苦労していたんだとその表情からでも伺えた。
「苦労、してるんですね…」
「えぇ、とても」
キッパリと言われる。それから20分くらいグダグダと愚痴られた。
見事に授業をサボってしまった…
「テイトー」
「あ、オウカ」
それからだ。チャイムが鳴ってからオウカが着替えを持って来てくれたのは。
救世主かと思った。後で飲み物を奢ろうと心に決めた。
「大変だな、テイトも…カストル先生に愚痴られたんだろ?」
「あ、あぁ…」
「見た目はいいんだけどな…あんなだからあんまり保健室に人が寄らないって評判なんだぜ?」
「そう、なんだ…」
確かに。今改めて思い出すと容姿は綺麗だった。
赤茶色に染まった髪はロングで、縛らずに後ろに流していた。
掛けていた眼鏡も、一段と大人な雰囲気を醸し出していて。
あんな状況じゃなかったら間違いなく…見とれていただろう。
「あ、所でさ…週末、暇?」
「え?」
それは、唐突に始まった。
NEXT...
後書き↓↓
………済みません、反省してます
まず、更新停滞ごめんなさい!!!
そして、テイトがムッツリでごめんなさい!!!!
そしてそして、オウカがミカゲっぽくてごめんなさい!!!!!!
もう…書いてる本人でさえ、何が何だか……
済みません、でした……
苦情は受け付けますが!!返しませn((
本当に申し訳ありませんでした!!;;;