番外編

これはテイトが来る1、2ヵ月程前の話。
ハクレンとミカゲの部屋での出来事だ。

「ねぇ、ミカゲ?」
「うん?どしたの、ハクレン?」

ぎゅ、とハクレンはミカゲの服の裾を引く。それにミカゲは気付き、振り返る。

「私、男の人…苦手でしょ…?」
「そうだな」

ハクレンはずっと男性恐怖症で過ごしてきた。ミカゲはそんなハクレンに付いてきた、幼なじみだった。
友達が出来にくかったハクレンの、たった一人の友達でもある。

「私…このまま…お父様の期待に応えられず、死ぬまで一人なのかな…?」
「そんなことねーよ。少なくとも、俺は一緒にいるつもりだし…それにさ」

そこでミカゲが一息着く。
ハクレンがそれを見て小首を傾げた。

「ハクレンに貰い手がいなかったら、俺が貰うし!」
「えっ!?///ちょ…何言ってんの…馬鹿…////」

みるみるうちにハクレンは赤くなる。ミカゲは冗談じゃない、と笑った。

「だって俺、ハクレン好きだし!」
「っ…!!/////」
「なぁ…試しに俺に抱かれてみない?」

突然、抱き締めて耳元で囁かれる。ハクレンは更に赤くなる。そのままうつむいてしまった。

「やっぱ…やだ?」
「……う、ううん…い…よ…?//」
「えっ!?////」

思いがけない許可に、ミカゲも釣られて赤くなる。
何度か確認した後、ミカゲはもう一度優しく抱き寄せた。

「ん…ミカゲ…」

ミカゲはハクレンに口づける。その口づけは、次第に深くなっていった。酸素を求めて薄く開いた唇から強引に、舌をねじ込み、ミカゲが絡めとる。

「ん…ふ、ぅん……///」
「ハクレン…」
「ふぁっ!//ちょ、ミカゲぇ…///」

キスをしながら、ミカゲがハクレンの服を巻くし上げ、下着も巻くり、小さな頂きに指を這わせる。
きゅっ、とハクレンの頂きをつまむと、ハクレンは小さく甲高い声を上げた。
徐々に力を無くし、ハクレンはベッドに沈み込む。

「あぁっ…みか、げぇ…///」
「ハクレン…」

唇を解放し、その主張し始めた胸の先端を口に含む。
舌先で舐めたり、軽く甘噛みしたりと胸を執拗に愛撫した。

「あっ、あぁんっ…//ミカゲぇ…!//」
「ハクレン…」

もぞもぞとスカートに手を伸ばす。

「ん…ここ、もう濡れてる…」
「ひぁっ!!///」

下着越しにハクレンの秘部に触れる。
既にそこはぐっしょりと濡れて、下着の役目を果たしていなかった。

「っあぁ!///みかげ…!!」

中心の熱を帯びた芯を、ミカゲが下着を下ろしてつまむ。そして、ゆっくり…ゆっくりとハクレンの中心に指を飲み込ませた。
ツプ…と慎重に入っていく。ハクレンの先走りの愛液で、その侵入は思った以上にすんなりといった。

「あぁぁっ……///」
「ハクレン…」

ちゅ、とハクレンの唇に触れるだけのキスをする。

「ん、んっ…///」
「ハクレン…好きだよ…」
「あぁっ……わた、しもぉ…//ミカゲ…///あ、あぁぁ…おかし、くなる…//なんか、きちゃ…///」

その直後、ハクレンはミカゲの指を下で食わえたまま、潮を吹き、絶頂を迎えた。

「はぁ…はぁ、ん…//」

ズル、と指を引き抜くと、達した余韻でハクレンはびくり、と身震いした。

「はぁ…ハクレン?」
「ミカゲ…有難う…///私、ミカゲがいてくれて…嬉しい…///」

ぎゅう、と力無く抱き締める。ミカゲもそれに優しく抱き返した。

「これからも、一緒だ…」
「う、ん……」

その後は、共にシャワーを浴び、ミカゲのベッドで抱き合うようにして眠りについた。
それは、女の子同士の秘め事。
この2人の関係は、誰も知る由もなかった。

END...

後書き↓↓
遂に書いてしまった……!!////
GL R18って難しいですね……/////
こんな感じでいいのか…!?//


ここまで、閲覧有難う御座いました///