好春×優SS(ちょっと早めの…)
水の旋律2の柏木×設楽です
R-18指定です、一応
ちょっと早めのハロウィーンネタ
↓おK?
10/30
世で言うハロウィーン。
この日の好春はいつもに増して設楽に絡んでいた。
「ねぇねぇ、設楽。Trick or Treatって言って?」
「は?お前、頭大丈夫か?」
「………いくらなんでもそれは酷くない?」
仮にも恋人なのに。
好春は頬を膨らませ、大袈裟に落ち込むふりをする。
設楽は小さく溜息を零しながら、帰路を急いだ。
「あ、待ってよ、設楽!」
「ついてくるな!」
そう言いつつも、さりげなく好春の歩幅に合わせて歩くのは、惚れた弱みか。設楽は赤く染まる頬を見られないように、と好春から顔を背けた。
「設楽、設楽」
「……なんだ」
「これ、朝さ、新野先輩がくれたんだけど…」
新野は尚和高校に通う、好春の幼なじみの先輩のことだ。
たまたま朝の通学途中に遭ったときに強引に押し付けられたらしい。
「何が入ってるんだ?」
「実はまだ中見てないんだ…設楽と一緒に見るようにって念を押されてて…」
渡された紙袋には、公の場で見るべからず、と赤く記してあった。
とりあえず、ウチ来て?
好春に手を引かれ、柏木町にある柏木ホームへと急いだ。
―――
「ただいま…ってシスターいないみたいだね」
「…あぁ」
二人は交わす言葉があまりないまま、好春の部屋へと歩を進める。
中に入ると、紙袋を開いた。
「…“設楽用”?」
「………」
紙袋に更に紙袋。
そこには設楽用と書かれていた。
設楽は中を覗いて青ざめる。
中には黒い服らしきものが入っているようだ。
「設楽、先輩からの伝言で必ず着るべし!だって」
好春の持つ紙袋にその一言を添えたメッセージカードが添付されていた。
設楽はとりあえず無言で好春を部屋から追い出すと、渋々その服を試着してみる。
「…っなんだコレは!!」
「設楽?どうした…の…?」
「っ」
黒いローブにミニスカート。すらりと覗く脚は太腿まで黒と赤のボーダーラインのニーハイソックスで包まれていた。
「……か、可愛い…//」
「み、見るな!!///」
バッと太腿を閉ざし、掌でスカートを押さえる。
その行動は間違いなく女の子がするようだった。
「し…優」
「っ///」
「可愛いよ、ボクだけの優」
「なっ//」
好春は設楽をそっと抱き寄せ、額にキスを落とす。途端に赤く染まる頬。そのままベッドに押し倒した。
「さ、今日はハロウィーンなんだからさ、アレを言ってよ」
「っ…トリックオア…トリート…?////」
「よくできました」
「んぅっ」
ちゅ、と唇にキスすれば、なんの躊躇いもなく受け入れるように薄く口を開く。好春はそこに自らの舌を潜らせ、設楽のと絡めた。
「ん、ぅん…んん…」
零れる声は次第に喘ぎに変わる。好春は巧にキスしながら設楽のローブから乳首をきゅっと抓った。
「んっ」
唇に乳首を含ませると、舌先で愛撫をした。
耳元に聞こえるくぐもったような喘ぎ声。設楽は必死に声を押し殺ししているようだった。
片手でもう片方の乳首を抓りながら、もう片方の手はスカート越しから下腹部に忍ばせる。
「そうだ、お菓子あげないとね」
「っん//」
「新野先輩から、貰ったこれなんかどう?」
「ぇ…っ?」
口で器用に包装を破く。キラキラと蛍光灯に照らされ光る頭部は、星型の棒付きキャンディー。
好春は設楽の口にほうり込み、唾液と絡まらせながら、咥内で抜き差ししてみた。
「ふっう、んぅ、んっ」
「優、エロい顔…」
「いうっなっんぅ」
息苦しいのか、設楽の瞳が生理的な涙で濡れる。
好春は楽しそうに眺めた。
「飴、くわえてるだけなのに…」
「ふぅ、んっ」
「ほら、飴、もう溶けてきてる」
「んっ」
「優の…ココも、ぐちゃぐちゃだよ?どうしよっか?」
「っ/////」
「言わない、なら」
「ぅえっ?…ひっいった…!?」
口からキャンディーを抜き取ると、指で解した設楽の蕾に射し込んだ。
痛そうに小さく悲鳴を漏らす。
「あぁ…血、出そうだね」
「っうあっいたい…柏木っ…」
「ねぇ、優?何が欲しいか、言ってみてよ」
「な、にって…?っう」
「ボクの、」
わざとらしく、設楽の手で触れさせる。好春の男根は既に硬くなっていた。
優はそれに身震いし、赤くなる。
「言わなきゃ、あげない」
「……柏木、がっあっ」
「ボクが、何?」
キャンディーは設楽の熱で溶けていく。
「欲しいっう」
「…………優」
ズルッ。
キャンディーを一気に引き抜き、一思いに思い切り設楽を貫いた。
設楽はぎゅっとシーツを握りしめ、寄せてくる快楽の波に堪える。
「コエ、聞かせてよ」
「ぃや、だ」
「っそう」
「あっうんっやっ、やめっ」
前と後ろ、一斉に攻めたてる。開いた口からついて出る嬌声。
「優、コエ出てるよ?」
「いうなあっあ、あんっ」
「……可愛いね」
「い、んう、あ、」
余裕がなくなり、好春が次第に律動を速めると設楽の呼吸も浅くなった。
いやらしい水音とベッドのスプリングの音すら設楽の耳には届かない。
「ぁ、あ、ああああああああっ!!////」
「っ」
絶頂を迎えると同時に、締め付けられ、好春も設楽のナカで果てた。
――――
「なぁ、柏木?」
「ん?」
「………まだ、ボクの番が終わってないぞ」
「……どこまでも負けず嫌いだね…」
うるさい!!
仕返しとばかりに好春を組み敷き、馬乗りになって始めたのも長くは続かず、結局は好春にされるがまま、朝を迎えた。
――――END…?
――――――――――――――
だめだ、スランプ(^P^)
試しに書いた好優。
反省も後悔もしていない。
因みに主人公は腐女子希望(←
好春と優がにゃんにゃんし過ぎて生きるの辛い…
お粗末様でした!!!
10/13更新...
三条里依夢