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彼は、ある日やって来た。
黒髪に黒い稽古衣を纏った青年-涼-に連れられて来た、一人…否、一匹の猫。

「今日から宜しくお願いします」
「えぇ、分かったわ…」
「優、いい仔にして下さいね」
「!…にゃ…」

これから離れて暮らす。それを理解した仔猫-優-は本日付けで柏木町にある、柏木ホームに引き取られた。
その彼の表情は、寂しさ、これから訪れる出逢いへの恐怖でいっぱいだったという。

「キミはだれ?」
「にゃぁ…」

明るい茶色の髪の、小さな少年と優は出逢った。

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育成日記ー…放置しておいてまさかの新シリーズ…!!
今回は優Ver.です!!///
うわぁい、誰得だろー……;;

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