07兄弟パロ

設定

テイト
3人兄弟の末っ子(三男)
末っ子なだけあって、二人の兄に愛されて育っている
高校1年生

ハクレン
二卵性の双子の兄(長男)
女性が大の苦手
両親が居ない中、唯一の母親的存在
テイトを目に入れても痛くない程に可愛いがっている
高校2年生

ミカゲ
二卵性の双子の弟(次男)
兎に角兄弟を大事に思っている
スキンシップがいちいち鬱陶しい
実は特殊性癖の持ち主だったりする
高校2年生

※テイト総受け

それでは……↓↓ 

テイトSIDE

薬の効果が切れ、重い瞼をゆっくりと開く。
視界は真っ暗。暗闇のようだった。
手足が動かないことから、縛られていることが安易に分かる。
きっと、目隠しもされているのだろう。
幸いなのか、耳栓がされていないらしく、話し声が聴こえてきた。
連れてきた、3年だろう。

「起きたか?」
「っん!?」

口が思うように開かない。
何かくわえさせられてるようだ。

「今、目隠し取ってやるな」

言うなり急に視界が明るくなる。眩しさに目を何度も瞬きした。
漸く、視界を取り戻し、ゆっくりと周囲を見渡す。どうやら、どこかの倉庫にいるようだ。

「ご機嫌如何?お姫様」
「んー!!」

ゲラゲラと下卑た笑いが響く。
一人の男が近付いてきた。手には紐を持っている。

「流石、フラウが惚れた男だな?ツラも体つきも上物だ」

フラウ先輩?
テイトは眉を寄せる。

「これなら、オレ達でも楽しめそうだ」

何を言っているのだろう?
拘束され、身動きも取れず、不安で思考判断が鈍くなっていく。
そうこうしている内に、自分と天地が逆転していることに見開いた。
男と天井が視界いっぱいに広がる。
そこで漸く、自分の置かれている状況に気付いた。

「それじゃ、頂きまーす」
「!?」

いきなりだ。
着ていた制服を剥ぎ盗られる。
無論、下穿きも全て、だ。
手が縛られている為、抵抗は出来ずに、男の指先を目で追った。
他の男が近寄る。
選択ばさみのような、小さなものがテイトのピンクの乳首を挟んだ。
その、痛くもない、むず痒さにテイトは頬を赤く染め、身動ぎする。
それは、男達の情を煽る表情だった。
挟んだ男はニヤリと不敵に笑うと、手元に握ったリモコンのスィッチを押した。途端に始めはゆっくりだが、確実に振動を始める。

「ふ、ぅっ…!?/////」

その感覚に身体が自然と悶えた。
何も穿いていない、下半身も触られてもいないのに、力を持ち始める。

「ぅっわwエロwww」
「コイツ、童貞だろwww」
「フラウの野郎、手も出してねーのかよwwww」

見ず知らずの男達の前で、だらしなく絶頂を迎えそうになるのを堪え、悔し涙が溢れてくるのを感じた。
心の中で、何度もフラウの名前を叫ぶ。
助けて、と。

「おっと、まだイかせねーよ」

紐を持った男が笑う。
テイトの硬く、今にも欲を吐き出しそうなそれを、男は無情にも紐でキツく縛り、吐精を妨げた。
その苦しさに、テイトは声にならない悲鳴を上げた。

フラウSIDE

どこだ…?
どこにいる…?
教室やトイレなど、あらゆる場所を駆け廻る。
校内には殆ど生徒は残っておらず、その者に尋ねるが、大した情報は得られなかった。

「テイト……!っく…」

拳を握り、壁を殴りつける。
念の為、テイトに電話を掛けてみることにした。
最後の希望だ。出てくれることを祈る。
何度目かの呼鈴。その後にブツッという音が聞こえた。

「テイト!?今どこに…」
『フラウ先輩?』
「っ!!?」

聴こえてくる声は、お世辞にもテイトの声に似てもにつかない。
低い声だった。
自然とフラウの声も低くなる。

「おい、テイトはどこだ?」
『なんだ、分かるんですねーw』

ぎゅっと拳を固める。
もう一度どこだ、と問うと笑い声が聴こえてきた。

『おい、お前の愛しい“フラウ先輩”だぜ?』

テイトに電話を渡すのが気配で伝わる。
テイトの掠れた声が耳に響いた。

『ふらう…せんぱぃ…?』
「!テイトか……?」
『…………さがさないで、ください……』


それは、掠れた…震えた声だった。
泣いているようで、フラウの心臓を鷲掴みにされているようだった。

「どこにいるんだ?」

平然を装うように、出来る限り静かに問う。
テイトからの、返事はなかった。
只、一言、ごめんなさいとだけ残し、電話が切れた。

「テイト………?」
「せんぱい……」

再び駆け出した。



後書き

シリアルwwww

テイトはフラウのことを思って、突き放しました

しかああああし!!

HAPPY ENDには向かいますよーw